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アジ釣りが初めてなら、サビキ釣りから始めるのがおすすめです!足元に撒き餌を落とすだけで、特別な技術なしに釣果を狙えるからです。
慣れたらウキ釣り、カゴ釣り、アジング、船釣りと広げていくのが、無理なく長く続く王道ルートです。
この記事は「5つの釣り方をどう比べ、どう選ぶか」に絞って、仕掛け・費用・向き不向きを整理します。サビキの手順やアジングの詳細、船釣りの予約は別記事で深掘りする前提で、ここでは全体像と選び方を押さえましょう!
なお、価格や釣果の目安は関東の堤防・東京湾周辺を基準にしています。関西や九州では時期や釣れ方がずれることがあります。
筆者・轟健造について(この記事の根拠)
筆者の轟健造は、野外活動の指導に数十年携わってきた64歳のアウトドアインストラクターです。釣りは指導の現場の一部で、堤防や漁港で初心者の方と一緒に竿を出してきました。
ただし、釣り専業のガイドではなく、釣りに関する公的な資格や団体の認定を持っているわけでもありません。あくまで「初心者の隣で竿を出してきた実務者」としての経験と、釣具店・船宿の公式情報の確認をもとに書いています。
釣行の頻度や実釣の数字は、本文中で「筆者の経験」と明記したものだけが筆者の実感です。統計や公式データと区別して読んでいただければ幸いです。
アジ釣りの釣り方おすすめ5選を比較
先に結論を表にまとめます。
難易度の★は、遠投の要否、タナ(魚のいる層)合わせの必要度、道具の扱いやすさから筆者が付けた主観的な目安です。
| 釣り方 | 難易度 | 初期費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| サビキ釣り | ★☆☆ | 5,000〜10,000円 | 初心者・家族連れ |
| ウキ釣り | ★★☆ | 6,000〜12,000円 | アタリを目で見たい人 |
| カゴ釣り | ★★★ | 10,000〜20,000円 | 沖の良型を狙いたい人 |
| アジング | ★★☆ | 8,000〜15,000円 | 身軽に楽しみたい人 |
| 船釣り | ★★☆ | 乗船料9,000〜12,000円前後+道具 | 数や型を狙いたい人 |
アジングは1g以上のジグヘッドから始めた場合、船釣りは船長の指示に従った場合の評価です。
費用は、2026年10月時点で筆者が釣具店の店頭価格(大手チェーンを中心に数店舗)と、東京湾の船宿数軒の公式案内を見て出した目安です。店や船宿、季節で変わるため、最新は必ず公式案内で確認してください。
迷ったらサビキ、ルアーに惹かれるならアジングです。この2つを入口にすれば、失敗は少なくなります。
アジ釣りにかかる費用は?初期費用とランニングコスト
初期費用は上の表のとおりですが、実際には「通い続けるための費用」も大切です。ここは見落とされやすいので、サビキ釣りを例に目安を出します。
- アミエビ(撒き餌):1回の釣行で数百円〜1,000円台。冷凍ブロックか常温タイプかで変わる
- サビキ仕掛け:1セット数百円。根掛かりや絡まりで1回2〜3セットは使う想定
- 交通費・駐車場代:釣り場までの距離で大きく変わる。釣り公園は入場料や駐車場代が別にかかる
- 遊漁船の場合:乗船料のほか、レンタル竿や餌代が別料金のことがある
筆者の感覚では、堤防のサビキなら1回あたり2,000〜3,000円台に収まることが多く、交通費を除けば手軽な趣味です。
遊漁船は1人9,000〜12,000円前後が目安ですが、レンタルや餌代が加わると上振れします。予約時に総額を確認しましょう。
釣り方ごとの道具と要点は?5つを同じ基準で比べる
5つの釣り方を、「何を使い、どう釣り、どこでつまずきやすいか」の3点で揃えて整理します。詳しい手順は別記事に譲り、ここでは選ぶための要点だけをまとめます。
サビキ釣り:寄せて釣る、最も手軽な入口
サビキ釣りとは、アミエビ(撒き餌)とサビキ仕掛けでアジを狙う釣り方です。カゴに詰めたアミエビで群れを寄せ、仕掛けの疑似餌をエサと間違えて食いつかせます。
- 道具:2.7〜3.6mの万能竿、2000〜3000番のスピニングリール、道糸ナイロン2〜3号、サビキ仕掛け、エサカゴ、アミエビ
- 針の目安:豆アジ(10cm未満)なら2〜4号、小アジから中アジなら4〜6号
- 釣り方の要点:仕掛けを海底まで落とし、少し巻いて浮かせ、竿をあおってアミエビを出してアタリを待つ
- つまずき:アミエビの詰めすぎ、タナ違い、回遊のない日に粘ること
筆者は初めての釣り場でアミエビを詰めすぎ、一時間まったく反応がなかったことがあります。カゴの中身を見直したら、すぐ釣れ始めました。基本の見直しが、いちばんの近道です。
ウキ釣り:居場所を読む、アタリが見える釣り
ウキ釣りとは、ウキの動きでアタリを目で見て楽しむ釣り方です。1本針にオキアミなどの刺しエサを付けます。
- 道具:3B〜5B程度の小型円錐ウキ、ハリス(針に直接結ぶ細い糸)1〜1.5号を1〜1.5m、アジ針6〜8号、ウキ止めゴム
- 釣り方の要点:ウキ止めゴムの位置でウキ下を調整し、反応がなければ深さを変えて魚の層を探る。撒き餌と仕掛けの位置を合わせる「同調」が肝心
- つまずき:ウキが沈んだ瞬間に力任せに竿を振り上げてバラすこと。ゆっくり竿を立てるのがコツ
サビキが「寄せて釣る」釣りなら、ウキ釣りは「居場所を読む」釣りです。
カゴ釣り:遠投して沖の群れを狙う
カゴ釣りとは、ウキと天秤カゴで仕掛けを遠投し、沖のアジを狙う釣り方です。サビキやウキ釣りで届かない範囲を探れるのが強みです。
- 道具:遠投用の円錐ウキ、カゴと天秤が一体になった遠投カゴ天秤、ハリス1.5〜2号、針6〜8号
- 釣り方の要点:遠投して撒き餌を出し、ウキの動きでアタリを取る。エサだけ取られるなら深すぎ、エサが残るなら浅すぎるのが調整の目安
- つまずき:撒き餌の詰めすぎで網目が詰まり、餌が出なくなること。遠投の動作が増え、道具も大がかりになる
サビキとウキ釣りで釣り場に慣れてから挑戦するのが安全です。
アジング:ルアーで身軽に探る釣り
アジングとは、ジグヘッド(オモリ付きの針)とワーム(柔らかい疑似餌)でアジを狙うルアー釣りです。生きエサも撒き餌も不要で、手が汚れにくく荷物も少なく済みます。
- 道具:6〜7フィート(約1.8〜2.1m)のウルトラライト〜ライトクラスのスピニングロッド、1000〜2000番のリール、フロロカーボン3lb(約0.8号)前後のライン
- ルアー:慣れないうちはジグヘッド1〜2g、ワームは2インチ(約5cm)前後のスリムなタイプ
- 釣り方の要点:キャストして沈め、「落とす・巻く・止める」を繰り返す。反応のあった秒数を覚えておくと、同じ層を探れる
- つまずき:軽すぎるジグヘッドを選び、ルアーの位置が分からなくなること。最初は1g以上から使いましょう
筆者の経験では、動かし続けるより、止めて沈ませる時間を長くとったときにアタリが出ることが多くありました。ただし日によって違うので、いろいろ試すのが大切です。

船釣り:魚群探知機の力を借りる釣り
陸っぱりに慣れたら、遊漁船という選択肢もあります。魚群探知機を持つ船長が群れの位置とタナを教えてくれるのが最大の強みです。
- 主な釣り方:岸と同じ要領の船サビキ、コマセカゴと刺しエサを使うLTアジ(ライトタックルの釣り)、ルアーで誘うバチコン(ボートアジング)
- 要点:船長の指示ダナを守ることが釣果を左右する。初心者は船宿に「初心者です」と伝え、貸し竿のある釣り方を教えてもらう
- つまずき:レンタルや餌代で総額が膨らむこと。出船時間、総額、キャンセル規定、ライフジャケットの貸出は、予約時に必ず確認する
アジ釣りの時期とサイズ・釣果の目安は?
アジは回遊魚で、エサや水温を求めて居場所を変えます。時期とサイズは別々に考えると、誤解が減ります。
- 数を狙いやすい時期(豆アジ・小アジ):関東の堤防では、夏から秋にかけてが目安です
- 型を狙いやすい時期(中アジ・良型):秋から冬にかけて、大きめのアジが狙いやすくなります
- 冬の傾向:釣果が落ちやすいものの、釣れなくなるわけではありません
地域や年ごとの水温で状況は変わるので、釣り場近くの釣具店の釣果情報で直近の様子を確認するのが確実です。
時間帯は、日の出前後と夕方のマズメ時が狙い目です。夜は常夜灯のある漁港で釣れることもありますが、足元が見えにくく転倒や落水のリスクが上がります。初心者は昼から夕方の釣行で始め、夜釣りは慣れてからにしましょう。
サイズの呼び方は、一般的に次のとおりです。
- 豆アジ:10cm未満。唐揚げ向き
- 小アジ:10〜15cm。南蛮漬けや唐揚げ向き
- 中アジ:15〜25cm。塩焼きやアジフライ向き
- 良型:25cm以上。刺身やたたきで味わえる
では、どれくらい釣れれば成功でしょうか。釣果は日と場所で大きく変わるため一概には言えませんが、筆者の経験では、群れが入っている時合いの堤防サビキなら、1時間で10〜30匹ほどが一つの目安です。群れが回ってこない日は、数匹、あるいはゼロの日もあります。
これは筆者の現場感覚にもとづく目安で、統計ではありません。最初の釣行は、5匹釣れたら上出来と考え、「アジを釣り上げる感覚」を知ることを目標にしましょう!
体力に不安がある人はどの釣り方を選ぶ?
負担が最も少ないのはサビキ釣りです。 足元で完結し、座って釣れる釣り場も多いからです。
ウキ釣りも重い道具が不要です。カゴ釣りは遠投の動作が増え、船釣りは揺れや長時間の立ち姿勢があるため、日程や船宿を無理なく選びましょう。
疲れにくくするには、軽量の竿とリール、折りたたみ椅子、キャリーカートが役立ちます。手すりやベンチのある釣り公園を選ぶのも効果的です。
体調に不安がある方は、一般的な心得として、事前にかかりつけ医へ相談しておくと安心です。
足場の良い堤防でも落水の可能性はゼロではないため、ライフジャケットは必ず着用しましょう!
根掛かり(仕掛けが海底に引っ掛かること)では、無理に引くと仕掛けが跳ね返ってくる危険があります。周囲に人がいないか確認し、竿先を引っ掛かりの方向に向けてラインをハサミで切りましょう。
釣り場の選び方と、許可・遊漁券は必要?
初心者は、足場が良く、トイレと駐車場があり、管理の目が行き届いた釣り場から始めましょう。
関東なら、横浜市の大黒海づり施設・本牧海づり施設・磯子海づり施設、千葉県の市原海づり施設などが代表例です。これらの施設は入場料がかかり、営業日や料金、釣れる魚の傾向も変わります。選ぶ際は、各施設の公式サイトで最新の営業日、料金、釣果情報を確認してください。
無料の堤防や漁港は手軽ですが、施設ごとの管理や安全設備がない分、自己責任の度合いが高まります。初心者は、まず管理された釣り公園で経験を積むのが安心です。
海釣りは、堤防や船からの一般的な釣りであれば、基本的に遊漁券は不要とされています。ただし、漁港や一部の海域では、ルールや立入制限が別にあります。また、特定の漁業権が設定された場所もあります。現地の掲示と、自治体や漁協の最新案内を必ず確認してください。
マナーも大切です。立入禁止・釣り禁止の場所に入らない、ゴミを持ち帰る、漁業関係者の邪魔をしない、といった基本を守りましょう。
釣ったアジの持ち帰り方と、アニサキス対策は?
釣れたアジは、クーラーボックスに氷と少量の海水を入れた「海水氷」で冷やして持ち帰ります。
帰宅後は、鱗とぜいご(尾のほうの硬い突起)、頭と内臓を取り、水洗いして冷蔵か冷凍で保存します。
刺身で食べる場合は、アニサキスなどの寄生虫に注意が必要です。厚生労働省が公開しているアニサキス食中毒の予防に関する案内では、冷凍(−20℃で24時間以上)や加熱(70℃以上、または60℃で1分)が有効とされています。ただし、目視で取り除く、よく噛むだけでは確実な予防になりません。
基準は見直されることもあるため、厚生労働省の公式サイトで最新の案内を確認してください。
アジ釣りの釣り方を広げる順番は?筆者の見解
ここからは、筆者・轟健造の私見です。
アジ釣りの入口は、他の釣りと比べても広いと感じます。サビキは技術がほぼ不要で、アジングにも重いジグヘッドから始めるという初心者向けの工夫があります。
釣り方の違いは、そのまま「アジとの距離感の違い」になっています。足元に寄せるサビキ、潮に乗せて層を探るウキ釣り、沖の群れを狙うカゴ釣り、ルアーで居場所を探るアジング、魚群探知機の力を借りる船釣りと並べると、関わり方が段階的に深まっていくのが分かります。
「まずサビキ」への反論も踏まえて
「初心者はまずサビキ」と書きましたが、これには反論もあるでしょう。サビキは回遊がない日は反応が乏しく、初心者ほど「釣れない」という体験で挫折しやすいからです。
筆者もこの指摘には一理あると考えています。だからこそ、釣果情報で群れが入っている日を選ぶこと、管理された釣り公園を選ぶこと、そして最初は数匹でも成功と考えることが大切です。
地域によっては、サビキよりも別の釣り方が入口に向く場合もあります。最終的には、釣り場近くの釣具店に「今、何が釣れていますか」と尋ねるのが、いちばん確かな選び方だと思います。
アジングが広がった理由
では、アジングはなぜこれほど広がったのでしょうか。筆者は、過去の釣りブームとの比較から、次のように見ています。
かつて堤防釣りの入口といえば、撒き餌と生きエサを扱うコマセ釣りが中心で、準備と後片付けの手間が大きな壁でした。バス釣りやシーバスのルアーゲームが広がったときも、「軽い道具で身軽に、釣り場を移動しながら探る」スタイルが若い世代を引きつけました。
アジングは、この流れと同じ系譜にあります。道具の軽量化で小型のロッドとリールが手頃になり、生きエサや撒き餌が不要になり、動画やSNSで動かし方が見えるようになったからです。
ただし、これは現場での実感にもとづく見立てで、統計で裏付けたものではありません。
釣り場の将来
一方で、気がかりなのは今後の釣り場です。人気が高まるほど、ゴミや騒音、立入禁止区域への侵入といったマナー違反が目立ち、漁港や堤防が釣り禁止になる例が各地で報じられています。
筆者は、今後も釣り禁止エリアは増える可能性があると考えています。釣り人のマナーが、そのまま釣り場の将来を左右するからです。
筆者としては、最初はサビキで「釣れた」という成功体験を得ることをおすすめします。どの釣り方でも共通の土台は、安全装備と釣り場のマナーです。
まとめ:アジ釣りの釣り方はまずサビキから
アジ釣りの釣り方5選を整理します。
- サビキ釣り:足元で釣れる最も手軽な入門釣法
- ウキ釣り:アタリが目に見え、タナ合わせの面白さがある
- カゴ釣り:遠投して沖の良型を狙う。慣れてから挑戦
- アジング:ジグヘッドとワームで身軽に。重めから始める
- 船釣り:船長の指示ダナを守れば、初心者でも釣果を狙いやすい
大切なのは、自分の体力と好みに合った釣り方を選び、安全に楽しむことです。次の休みには、近くの釣り場へ出かけてみましょう!
よくある質問
アジ釣りが初めてなら、どの釣り方がおすすめですか?
サビキ釣りがおすすめです。道具がシンプルで、遠投や特別な技術が不要なため、初心者や家族連れに向いています。ただし、群れが入っていない日は釣れにくいため、事前に釣果情報を確認しましょう。
サビキ釣りの仕掛けは何を買えばいいですか?
最初は、竿・リール・仕掛け・エサカゴのセットで十分です。針のサイズは、豆アジなら2〜4号、小アジから中アジなら4〜6号が目安です。
アジは1年中釣れますか?
関東の堤防では、冬は釣果が落ちやすいものの、釣れないわけではありません。数釣りは夏から秋、良型は秋から冬が目安です。地域差もあるため、地元の釣具店で直近の釣果を確認してください。
夜釣りは初心者でもできますか?
常夜灯のある漁港では可能ですが、足元が見えにくく転倒や落水のリスクが高まります。まず明るい時間帯で慣れ、夜はヘッドライトとライフジャケットを用意し、複数人で出かけると安心です。
アジングは初心者でも釣れますか?
釣れます。ただし軽すぎるジグヘッドは操作が難しいため、最初は1g以上のものから始めましょう。
海釣りに遊漁券や許可は必要ですか?
堤防や船からの一般的な釣りであれば、基本的に遊漁券は不要とされています。ただし、釣り場ごとに立入制限やルールがあるため、現地の掲示と自治体・漁協の最新案内を確認してください。




















