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小さいタチウオが多いときは、最初のアタリをすぐ掛けず、テンヤを上へ追わせて大型の反応を探る釣り方があります。
2023年9月26日に紹介された吉田昇平氏のテンヤタチウオ釣法では、小型タチウオの初期アタリを掛けずに誘い上げ、より強い反応へ切り替えて掛ける「入れ替え」の考え方が紹介されました。
一方、小さいタチウオをリリースするか持ち帰るかについては、「指幅○本以下なら全国共通でリリース」という単純な基準は確認できません。
この記事では、小さいタチウオから大型を狙う具体的な釣り方と、小型をリリース・持ち帰りするときに確認すべきポイントを分けて整理します。
小さいタチウオの釣り方は?まず結論を3つ
今回の元ネタから押さえたいポイントは、次の3つです。
- 大型狙いでは、小型の最初のアタリをすぐ掛けず、上方向へ追わせる方法がある
- 吉田昇平氏の実践例では、遠州灘で平均指幅4.5本、最大指幅7本のタチウオが紹介されている
- リリース・持ち帰りは指幅だけで決めず、海域のルールと船宿・船長の取り決めを先に確認する
特に重要なのが一つ目でしょう。
小さいタチウオが掛かったからといって、そこで釣りを終わらせる必要はありません。
小型のアタリを「魚がいる」という情報として使い、テンヤを上へ動かしながら別の魚の反応を探る。
これが今回の釣り方の核心です。
ただし、「小型を掛けなければ必ず大型になる」という話ではありません。
元記事で紹介された釣法をもとに、小型の追従を利用して大型の反応へつなげる考え方として理解するのが正確です。
小さいタチウオから大型へ入れ替える釣り方とは?
2023年9月26日、つりそくで吉田昇平氏の「小型のタチウオがドラゴンに入れ替わる“魔法のような釣法”」が紹介されました。
吉田氏はシマノのフィールドテスターで、大阪湾タチウオKINGバトルでは2017年にセミファイナルをトップ通過し、2018年には優勝しています。ツリ速+1
当時の記事では、大阪湾で指幅2.5~3本程度の比較的小型タチウオが多い状況が紹介されていました。
普通なら、小さな「コツッ」というアタリが出れば、すぐにアワセたくなりますよね。
ところが、この釣法では最初の小さなアタリを掛けず、テンヤを上へ誘っていきます。
イメージとしては、
- 小型のアタリを感じる
- すぐにアワセない
- 小型がテンヤを追える状態を保ちながら上へ誘う
- 追ってくる魚の反応が変わるかを見る
- より強い反応が出たところで掛ける
という流れです。
ここで大切なのは、「掛けないこと」が目的ではないという点です。
目的は、大型が追ってくる可能性を残すこと。
小型を一匹掛けてしまえば、その魚を取り込む時間が必要になります。
しかし掛けずに誘い続ければ、テンヤを動かしている時間そのものを、次の魚を探す時間として使えます。
私は、この発想が今回の釣り方で一番面白いところだと考えます。
小型を「邪魔な魚」と考えるのではなく、大型を探すための水中からのサインとして利用するわけです。
なぜ小型タチウオから大型へ変わるの?
「小型が食っているのに、なぜ大型を狙えるの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
ここは事実と推測を分けて考える必要があります。
元記事で紹介された考え方では、小型のタチウオにテンヤを追わせながら上へ誘うことで、遊泳力のある別のタチウオが追いついてくる可能性を利用します。
つまり、小型の魚そのものが大型に変わるわけではありません。
テンヤを追う魚が、移動の途中で別の個体に入れ替わる可能性を利用する釣りです。
水中の様子を直接見ることはできません。
そのため、「このアタリは必ず同じ一匹が追っている」「ここで必ず大型に入れ替わる」と断定することはできません。
ここは記事の事実と筆者の分析を分けておきたいところです。
私の見方では、この釣法の本質は「大型を呼び寄せる魔法」ではありません。
小型がいるレンジからテンヤを移動させることで、追ってくる魚を選別する可能性を作る釣りです。
だからこそ、大型がその場にいなければ成立しません。
この点を理解しておくと、釣れなかったときにも「速度が悪かった」と決めつけず、魚の位置や活性など別の原因を考えられます。
小さいタチウオのアタリをどう操作する?「モタレ」が重要
この釣りで重要な感覚として紹介されているのが「モタレ」です。
吉田氏が後にシマノのロッドについて語った記事では、テンヤタチウオでいうモタレを、小型タチウオがテンヤを噛んでいるような感触として説明しています。ツリ速
これは初心者には少し分かりにくいですよね。
「コツン」という明確なアタリとは違って、テンヤが急に重くなったような、魚が触れているような違和感として感じることがあります。
大型狙いでは、この小さな変化を見逃さないことが重要になります。
なぜなら、小型の存在を感じられなければ、「今は掛けずに追わせる」という判断そのものができないからです。
操作のイメージは、単純な高速巻きではありません。
小型がテンヤを追える状態を保ちながら、テンヤを上へ移動させる。
ここで紹介されている実践例の一つが、1秒間に約1.5~2mというロッドをさびく速度です。
ただし、この数字は固定値ではありません。
水深、潮の速さ、テンヤの号数、ラインの角度、船の流し方によって、水中でのテンヤの動きは変わります。
したがって、初心者が「1.5~2m/秒を正確に再現しなければ」と考える必要はありません。
むしろ、
小型の反応が残るか?
テンヤを追ってくるか?
アタリが強く変化したか?
この3点を見るほうが実戦的です。
ここが今回の釣法を真似するときの大切なポイントだと私は考えます。
数字は入口。
最後に判断するのは、魚から返ってくる反応です。
遠州灘で最大指幅7本!大型狙いの実践例は?
吉田氏の釣法が興味深いのは、大阪湾だけの話ではないことです。
元記事では、この考え方を遠州灘で実践した結果、平均指幅4.5本、最大指幅7本のタチウオをキャッチした例が紹介されています。
この数字は、大型狙いを考えるうえで非常に目を引きます。
ただし、「大阪湾で成立した釣り方だから遠州灘でも必ず同じ結果になる」という意味ではありません。
実際、シマノの公式製品情報でも、吉田氏は大阪湾だけでなく遠州灘で釣行し、遠州灘では深いタナで60号以上のテンヤが中心になると説明しています。Shimano Fish
海が変われば条件も変わる。
だから、持っていくべきなのは「1.5~2m/秒」という数字だけではありません。
持っていくべきなのは、
小型のアタリを感じる → すぐ掛けるか判断する → 追わせるなら上へ誘う → 反応が変わったら掛ける
という考え方です。
これは初心者にも応用しやすいポイントです。
名人の動きをそのままコピーするのではなく、「なぜその動きをしているのか」を理解する。
そうすれば、自分の釣り場で条件が変わっても修正しやすくなります。
小さいタチウオの大型狙いに8:2調子のロッドは向いている?
吉田氏が使用したロッドとして紹介されたのが「サーベルマスター リミテッド 82MH180」です。
シマノ公式情報では、82MH180は8:2調子で、微速巻き、ストップ&ゴー、ジャーク&ステイ、バイブレーションなど幅広いテンヤタチウオの釣法に対応するモデルとされています。現在の公式情報ではテンヤ号数30~60号、全長1.80mです。Shimano Fish
吉田氏は、この82MH180について小さなシグナルやモタレを感じやすい点を挙げています。Shimano Fish+1
一方、同シリーズの91HH170は9:1調子で、シマノ公式では即掛けやバイブレーションなど、よりアグレッシブな釣法に特性を発揮するモデルと説明されています。Shimano Fish
整理すると、次のように考えると分かりやすいでしょう。
目的 ロッド選びの考え方
小さな変化を感じながら追わせたい 8:2調子の性格が合わせやすい
テンヤを積極的に動かして掛けたい 9:1調子の性格が合わせやすい
その日の活性に対応したい 幅広い誘いに対応するモデルが使いやすい
ただし、8:2なら大型、9:1なら小型という意味ではありません。
ロッドは釣り方を助ける道具であり、魚のサイズを決める道具ではないからです。
初心者なら、まず今持っているロッドで「小さなアタリ」と「本アタリ」の違いを意識することから始めてみましょう。
道具を買い替える前に、今の道具から情報を引き出す。
この順番なら無理なく上達できます。
小さいタチウオを掛ける釣りと大型を狙う釣りはどう違う?
ここで、2018年の山口武久氏の大阪湾釣行を比較すると分かりやすくなります。
山口氏は2018年10月6日、大阪泉南の岡田浦漁港から出船し、淡路島の洲本沖へ向かいました。
7時過ぎ、水深65mで釣りを開始し、底から10m上の55m付近から誘っています。
朝はタチウオが浮いていることが多く、前日の状況も踏まえてこのタナから始めたと記録されています。船最前線
この日の山口氏は、最初から小型のファーストコンタクトを掛けにいく考えでした。
使用したロッドは「リーディング82H-185MT」。
さらに「極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178」と「シーボーグ200J」も用意し、状況によってタックルを変更しています。船最前線
ところが、小型タチウオが多く、なかなかフックアップしません。
そこでエサの付け方を小さくしたり、誘いの最後にフォールを入れたりして対応。
中盤には、1.5m刻みで3回ワンピッチの誘いを入れ、その最後にフォールを加えたところ、ラインが止まり、続く小さなアタリを大きくアワセて、その日の中では最も大きい魚をキャッチしています。
最終釣果は18尾でした。船最前線
この釣行は、今回の記事で非常に重要な比較材料です。
小型が多いから、必ず小型を掛けてはいけないわけではありません。
数を釣りたいのか。
大型を狙いたいのか。
その日の魚がどう反応するのか。
この3点によって、アワセの判断は変わります。
吉田氏の釣法は「小型を掛けない」という一つの選択肢。
山口氏の釣行は「小型のアタリを掛ける」という別の選択肢。
両方を知っておけば、現場で一つの方法に固執せずに済みます。
小さいタチウオで大型狙いが効きやすい条件・効きにくい条件
ここからは、元記事の事実を踏まえた私の分析です。
「小型を掛けずに上へ追わせる釣り」は、いつでも大型が釣れる万能技ではありません。
効きやすいと考えられるのは、少なくとも次のような状況です。
- 小型がテンヤを追ってくる
- 上方向への誘いに魚が反応する
- 周囲に別サイズのタチウオがいる可能性がある
- 魚の反応をロッドから継続して感じられる
反対に、小型しか反応していない場所では、大型へ入れ替わるとは限りません。
また、魚が追ってこないほど活性が低い場合も、この方法だけにこだわる必要はありません。
ここで私が重視したいのが、「小型を掛けない」ことをルールにしないことです。
例えば10回ほど誘って、小型のアタリは出るのに上へ追ってこない。
それなら、今日は入れ替え狙いが合っていない可能性があります。
逆に、小型のモタレが続き、テンヤを上へ動かしても追ってくる。
さらに強い反応へ変わる。
そんな状況なら、入れ替え釣法を続ける価値があります。
つまり、判断基準は「何秒待つ」「何m上げる」といった固定値だけではありません。
魚が追ってくるかどうかを基準に、続けるか切り替えるかを判断する。
これが、元ネタを実釣向けに読み替えたときの私なりの判断です。
小さいタチウオはリリース?持ち帰り?指幅だけでは決められない
ここからは大型狙いとは別に、もう一つの検索意図である「小さいタチウオをどうするか」です。
結論は明確です。
「指幅○本以下なら全国一律でリリース」という基準で判断するのは避けましょう。
今回確認できた公的情報では、タチウオについて全国共通の指幅基準を設定できる根拠は確認できませんでした。
大阪府は「遊漁のルールとマナー」で、大阪湾の大阪府側海域に適用される主な法令を確認するよう案内しています。
さらに、大阪湾では海域によって兵庫県または和歌山県の規制が適用される場合があることも明記されています。大阪府公式サイト
つまり、「大阪湾で釣ったから大阪府のルールだけ見ればいい」とも限りません。
この点は、初心者ほど注意してほしいところです。
また、静岡県の「海釣りをする遊漁者の皆さんへ」では、遠州灘の福田沖について、太刀魚・アマダイに関する「福田遊漁船業組合・操業に係る取り決め事項」が掲載されています。静岡県公式ウェブサイト
ここから分かるのは、リリース・持ち帰りの判断では、魚の大きさだけを見るのでは不十分だということです。
まず、
その海域にどんなルールがあるのか。
次に、
乗っている船からどんな取り決めが案内されているのか。
そのうえで、
魚をどう扱うか。
この順番で確認するのが安全です。
小さいタチウオを持ち帰るときの判断基準は?
小型だから持ち帰ってはいけない、と一律に決める必要もありません。
地域や船のルールに問題がなく、自分で食べる予定があるなら、必要な量を持ち帰るという選択肢があります。
大切なのは、「釣れたから全部持ち帰る」ではなく、「食べ切れる分だけ持ち帰る」という考え方です。
私はここを、サイズよりも大事な判断基準として考えます。
例えば小型タチウオが何尾も釣れたとしても、家族で食べる予定が数尾分しかないなら、それ以上を無理にキープする必要はありません。
反対に、小型でも食べる予定があり、現地のルールにも問題がないなら、「小さいから持ち帰ってはいけない」と思い込む必要はありません。
判断の順番はシンプルです。
1. 海域の公的ルールを確認する
2. 船宿・船長の当日の案内を確認する
3. 魚の状態を確認する
4. 自分が食べ切れる量だけ持ち帰る
大阪府も、遊漁者向けに採捕ルールの確認を呼びかけています。大阪湾では海域によって他府県の規制が関係する場合があるため、釣行前の確認が大切です。大阪府公式サイト
「何本指なら持ち帰っていい?」という数字だけを探すより、こちらを習慣にするほうが安心です。
小さいタチウオをリリースするときの注意点
リリースを選ぶ場合は、魚への負担をできるだけ減らしましょう。
特にタチウオは鋭い歯を持っているので、針を外すときに口元へ不用意に指を近づけないことが大切です。
魚を必要以上に握り込まず、写真撮影などで水から離している時間も短くします。
ただし、「この方法なら必ず元気に戻る」といった断定はできません。
針の掛かり方や魚体の状態によって負担は変わります。
だから、リリースを選ぶなら、できるだけ短時間で、魚を傷めないように扱うという基本を意識しましょう。
大阪府も遊漁者向けのページで、小さな魚を海へ返すことを案内していますが、これは地域の具体的なルールとあわせて確認することが重要です。大阪府公式サイト
リリースか持ち帰りかで迷ったとき、私は「サイズだけ」で答えを出さないことをおすすめします。
ルール。
魚の状態。
食べ切れる量。
この3点を見る。
これなら判断がぶれにくくなります。
小さいタチウオの釣り方を実践するときの5ステップ
ここまでの内容を、船上で使える形に絞ってみましょう。
1.まず小型のアタリを感じる
「コツン」と来たからといって、毎回すぐアワセる必要はありません。
大型狙いなら、そのアタリが小型のモタレなのかを確認してみましょう。
2.追ってくるならテンヤを上へ動かす
小型がテンヤを追っている感覚があるなら、上方向への誘いを続けます。
元記事で紹介された速度は1秒間に約1.5~2mですが、これは現場条件によって変わる目安です。
3.アタリの変化を見る
小さなモタレが続いていたのに、急にロッドへの入力が強くなる。
そんな変化があれば、掛けるタイミングを考えます。
ただし、アタリの強さだけで魚のサイズを断定しないことも大切です。
4.追わないなら方法を切り替える
何度試しても小型が追ってこないなら、同じ方法に固執しない。
誘いの幅や速度、フォール、タナなどを変える選択肢があります。
2018年の山口氏の釣行でも、1.5m刻みの誘いにフォールを組み合わせることで反応を得ています。船最前線
5.大型狙いと数釣りを使い分ける
大型が目標なら小型を掛けずに追わせる。
数を伸ばしたいなら、小型のアタリを積極的に掛ける。
この切り替えができるようになると、釣りの幅が一気に広がります。
私見:小さいタチウオは「ハズレ」ではなく、次の一手を教えてくれる
ここからは筆者としての分析です。
今回確認した事例を並べると、小型タチウオには二つの価値があります。
一つは、もちろん釣果そのもの。
もう一つは、そのタナに魚がいて、テンヤへ反応していることを教えてくれる情報です。
小型が釣れたなら、「魚がいない」という可能性は少なくとも一つ減ります。
では次に何を変えるか。
大型を狙うなら、掛けるタイミングを遅らせる。
追わせるなら、上へ誘う。
追いが悪ければ、誘い方を変える。
数を釣りたいなら、小型を掛ける方向へ戻す。
このように考えると、小型一匹が次の一手を決める材料になります。
これは今回の元ネタから私が特に重要だと感じた部分です。
「小さいから失敗」ではありません。
小さい魚が釣れたことで、海の中から一つ情報を受け取れた。
そう考えれば、初心者でも釣りの組み立てを始められます。
私見:大型狙いで覚えるべきなのは「掛けない技術」より切り替える判断
「小型を掛けない」と聞くと、高度な技術に思えるかもしれません。
でも初心者が最初から完璧に再現する必要はありません。
私が今回の記事から初心者に伝えたいのは、「掛けるな」ではなく、アタリが出た瞬間に一つだけ考える癖をつけようということです。
「今すぐ掛ける?」
「もう少し追わせる?」
この二択を意識するだけでも、釣りは変わります。
吉田氏の釣法と山口氏の2018年の釣行は、その好例です。
吉田氏は小型の気配を利用して大型狙いにつなげる。
山口氏は小型のアタリを掛ける方向で工夫する。
どちらも間違いではありません。
違うのは、その日に何を狙い、魚がどう反応しているかです。
私は、ここに初心者が一段上達するヒントがあると考えます。
「この釣り方が正解」と固定するのではなく、魚の反応を見て釣り方を変える。
これができれば、釣果が思うように伸びない日でも、次に試すことが見つかります。
考察・見通し:小さいタチウオを大型狙いへつなげる釣りはどう見るべきか
今回の事例で特に注目したいのは、「小型を避ける」のではなく「小型を利用する」という発想です。
小型がいることをマイナスと考えれば、早く掛けて取り込むしかありません。
しかし、小型がテンヤを追ってくるなら、それ自体を水中情報として利用できます。
その情報をもとにテンヤを上へ動かし、別の反応を探す。
この考え方なら、釣り人は魚のサイズだけでなく、魚の追い方にも注目できます。
一方で、過度な期待は禁物です。
遠州灘で最大指幅7本という実例があっても、同じ速度、同じテンヤ、同じロッドを使えば同じ魚が釣れるわけではありません。
釣り場の条件が違えば、水中のテンヤの動きも変わります。
だから、今後この釣法を試す人にとって重要なのは、数字を丸暗記することではないでしょう。
数字を目安にして、魚の反応で調整する。
これが一番現実的です。
また、タックルについても同じです。
シマノ公式では82MH180を幅広い釣法に対応する8:2調子、91HH170を即掛けなどに向く9:1調子として位置付けています。Shimano Fish
つまり、ロッド選びも「大型だから硬い竿」という単純な話ではありません。
小さな変化を感じたいのか。
テンヤを積極的に動かしたいのか。
自分が目指す釣り方から逆算するべきです。
そして、リリース・持ち帰りについては、釣り方以上に慎重であるべきです。
大阪湾では海域によって兵庫県や和歌山県の規制が適用される場合があり、遠州灘の福田沖では太刀魚に関する遊漁船業組合の取り決めも掲載されています。大阪府公式サイト+1
そのため、「何本指なら持ち帰り」という検索結果だけを頼りにするのではなく、釣行する海域と乗る船を基準にルールを確認することを強くおすすめします。
よくある質問
小さいタチウオは何本指ならリリースする?
全国一律の「指幅○本以下」という基準で判断するのは避けましょう。
大阪湾では海域によって兵庫県や和歌山県の規制が適用される場合もあるため、釣行先の公的ルールと船宿・船長の案内を確認してください。大阪府公式サイト
小さいタチウオから大型を狙うにはどうする?
小型の初期アタリをすぐ掛けず、テンヤを上へ誘いながら追わせ、反応が強く変化したところで掛ける方法が紹介されています。
ただし、必ず大型へ入れ替わるわけではなく、その日の魚の反応を見て判断する必要があります。
1.5~2m/秒で誘えば大型が釣れる?
1.5~2m/秒は元ネタで紹介された実践時の目安です。
水深、潮、テンヤ、ライン角度などによって水中での動きは変わるため、固定値として扱わず、魚の追い方を見ながら調整しましょう。
小さいタチウオは持ち帰ってもいい?
サイズだけで一律に決めるのではなく、まず海域のルールと船宿・船長の取り決めを確認してください。
問題がなく持ち帰る場合も、自分や家族が食べ切れる量を考えることが大切です。
まとめ:小さいタチウオを大型狙いのチャンスに変えよう
小さいタチウオが多い日でも、大型を狙う釣り方はあります。
2023年9月26日に紹介された吉田昇平氏の釣法では、小型の初期アタリをすぐ掛けず、テンヤを上へ誘いながら大型の反応へつなげる「入れ替え」の考え方が紹介されました。
大阪湾では指幅2.5~3本程度の小型が多い状況が紹介され、遠州灘での実践では平均指幅4.5本、最大指幅7本という結果も示されています。
また、シマノ公式では吉田氏が使用する82MH180について、8:2調子のオールラウンドモデルとして、微速巻きやストップ&ゴー、ジャーク&ステイなど幅広い誘いに対応すると説明されています。Shimano Fish
一方、2018年の山口武久氏の大阪湾釣行では、小型のアタリを積極的に掛ける方向で工夫し、最終的に18尾を釣り上げています。船最前線
つまり、小型が多いときの正解は一つではありません。
大型を狙うなら、小型のアタリを利用して追わせる。
数を釣りたいなら、小型のアタリを掛ける。
その日の魚の反応を見て切り替えることが重要です。
そして、小さいタチウオのリリース・持ち帰りについては、指幅だけで判断しないこと。
大阪湾では海域によって他府県の規制が適用される場合があり、遠州灘の福田沖にも太刀魚に関する取り決めがあります。大阪府公式サイト+1
まずルール、次に魚の状態、最後に食べ切れる量。
この順番を覚えておけば、判断に迷いにくくなります。
小さいタチウオが釣れたら、「今日は大型がいない」と決めつけなくて大丈夫です。
その一匹が、魚のいる場所やテンヤへの反応を教えてくれているかもしれません。
次の一投では、すぐ掛けるのか。
それとも、もう少し追わせるのか。
そんな小さな判断を楽しんでみましょう。
釣りは、ただ魚を釣るだけではありません。
海の中で何が起きているのかを想像し、自分の操作を少しずつ変え、答えを探していく遊びです。
小さいタチウオとの出会いも、その答え探しの大切な一歩です。
安全を第一に、現地のルールを確認しながら、焦らず一投ずつ楽しんでいきましょう!
轟健太郎(とどろきけんたろう)
熱血週末キャンパー兼会社員
